機械設計者の方で、会社のオフィスで上司から「M10のピッチは?」と聞かれたとき、答えられず焦った経験ありませんか?
僕は1度転職をしていますが、前の職場でも今の職場でもピッチを尋ねられたことがあります。
こういう時に限ってねじのピッチって、すぐにでてこないんですよねー笑
答えられないと仕事での評価が下がるかもと感じますよね。。。
でも大丈夫!この記事ではネジのピッチの簡単な覚え方を紹介します!これで次に上司から聞かれた場合も即答できます!
結論:M6を基準にピッチを覚えよ。

コスパ重視のアラサーサラリーマンです!独自の目線で記事を書いていきます!

【解説】M6基準法のルール
M6が覚えやすいので、まず覚える

ねじのピッチは全部覚える必要はありません。
ポイントはひとつ。
「M6=ピッチ1.0mm(並目)」だけ覚える!
M6を覚えたら足し引きする

- M6より大きいサイズ → ピッチは0.25mmずつ大きくなる
- M6より小さいサイズ → ピッチは0.1mmまたは0.2mmずつ小さくなる
この法則で主要サイズを一瞬で導けます。
ピッチを覚えると年間6時間の時短に

「毎回規格表で調べればいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、その「1分調べる」を積み重ねると…
- 1日:1分
- 1か月:約30分
- 1年:約6時間
なんと、年間で6時間もピッチ検索に時間を奪われている のです。
ピッチを覚えると信頼感が増す

設計効率が上がるのはもちろん、レビューや打ち合わせの場でも即答できるので信頼感が増します。
例えば、同僚に
「M10ってピッチいくつ?」と聞かれたら…
「M6が1.0だから、0.25を2回足して1.5ですね」
と答えられる。こういう即答は、地味に差がつくポイント です。
覚えておくと役立つシーン

ピッチを知っていると、以下のような場面でサッと計算できます。
① ボルトナットの出しろ計算
ボルトを締結するとき、「ナットから3山出すと良い」と言われます。
ピッチを覚えていれば、「どれくらい出す必要があるか」をすぐに答えられます。
② 下穴径の算出
下穴径は 呼び径 - ピッチ である程度求められます。
例えば M10 であれば:
10 - 1.5 = 8.5
このように暗算でサッと出せるのです。
まとめ
- ねじのピッチを毎回調べると、年間約6時間のロス
- 「M6=1.0mm」だけ覚えれば、他は足し算・引き算で展開可能

ねじのピッチ暗記は、ちょっとしたことですが 設計者の生産性を底上げする時短スキル です!
今日から「M6=1.0mm」を合言葉に、効率的に仕事を進めてみてください☺